1944年、フィリッピン奪還に燃えるマッカーサーの指示により、機動部隊に護衛されたアメリカ上陸船団が一路レイテ島を目指す。一方、日本海軍も、フィリッピンを巡る攻防がこの大戦の勝敗を分ける正念場と見極め、小沢・宇垣・西村が率いる大艦隊でレイテ湾に進撃を開始した。戦国型民間空母「関ヶ原」「桶狭間」「長篠」も、連合艦隊に組み込まれ、それぞれ別のルートをたどりつつ、決戦海域へと進む。サン・ベルナルディノ海峡に潜む米戦艦の罠。サマール島沖に列をなす米護衛空母艦隊…。熾烈なる敵襲をかいくぐり、最終決戦地レイテ湾に進撃した連合艦隊を待ち受ける驚愕の運命とは!?民間空母大激闘の新世代戦記シリーズ第二弾。物語はいよいよ佳境に。