国民的英雄・月光姫の暗殺から早2年。竜峰での生活にも慣れてきた美幼女セレネ(中身はおっさん)は、イケメン王子との再戦に備えて、自分磨きに勤しんでいた。そこへ突然謎の美少女が現れる。なんと彼女は亡き呪詛吐きの弟子であり、月光姫の生存を知り、師匠の復讐をしに来たのだ。そんなことに全く気付かないセレネは久々の美少女との触れ合いを心底楽しむが、少女はそれを慈悲の心からの清き行為と勘違いしてしまう。その瞬間、止まっていた運命の歯車は再び回り始めていくのだった。
――究極の勘違いファンタジー、最終章。波乱万丈な運命の結末はいかに!?