既刊(1-2巻)

咲之進なみだ剣 辻斬り姫

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水無月下旬の夜四つ、どこからともなく聞こえてくる般若陀羅尼の呪文に誘われて、ふらりと町に出た美濃部咲之進。このところ、腕の立つ武士ばかりを狙った辻斬りが出没するという神田界隈。咲之進がそこで遭遇したのは、まさに件の辻斬りの現場だった。辻斬りは、般若の面をかぶった黒装束。武士を斬り捨てるや否や斬り込んできた辻斬りと刃を交えた咲之進。だが、咲之進が一閃した刃によって割れた般若の面の中から現われた顔は、若い女のものだった。女は大身大名の姫・茜。剣の腕がたつ茜は、男を怖れる病んだ心をもてあまし、夜ごと凶行におよんでいるらしい。家中の腰元に姫を助けてくれと頼まれた咲之進。剣と肉悦による癒しの成否は?
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咲之進さとり剣の作品情報

あらすじ

水無月下旬の夜四つ、どこからともなく聞こえてくる般若陀羅尼の呪文に誘われて、ふらりと町に出た美濃部咲之進。このところ、腕の立つ武士ばかりを狙った辻斬りが出没するという神田界隈。咲之進がそこで遭遇したのは、まさに件の辻斬りの現場だった。辻斬りは、般若の面をかぶった黒装束。武士を斬り捨てるや否や斬り込んできた辻斬りと刃を交えた咲之進。だが、咲之進が一閃した刃によって割れた般若の面の中から現われた顔は、若い女のものだった。女は大身大名の姫・茜。剣の腕がたつ茜は、男を怖れる病んだ心をもてあまし、夜ごと凶行におよんでいるらしい。家中の腰元に姫を助けてくれと頼まれた咲之進。剣と肉悦による癒しの成否は?

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