50歳以上の中高年の1000万人が悩まされている「ひざの痛み」、そして「股関節の痛み」。
足腰の痛みは身体活動を制限するため、「生活不活発病」と呼ばれる心肺機能の低下や精神活動の低下まで招きます。
本書では、痛みが本格化するまえに、ひとりで毎日できるストレッチを提唱します。
筋肉や関節を柔らかく保つことにより、痛みを軽減することができるのにくわえ、関節や筋肉の老化のスピードも遅くすることが可能です。
下肢の痛みを悪化させて人工関節などの手術に至る前に、さっそく始めませんか!
【内容】
★第1章j★ 下半身の関節のしくみ
・ひざのしくみを知る
・ひざが痛む原因をみつける
・加齢とともに増える変形性ひざ関節症
・加齢によって起こりやすい変形性股関節症
★第2章★ 整形外科を受診して治す
・整形外科を受診する
・どの部分が痛いかを診察する
・整形外科での治療法はいろいろある
・薬物療法で炎症や痛みをやわらげる
・保存療法でよくならなければ手術も考える
・ひざが痛いときに行う手術|高位脛骨骨切り術/人工ひざ関節全置換術/関節鏡視下手術
・変形性股関節症の手術は、股関節の状態を見て
★第3章★ ひざと股関節を強くするストレッチをマスターする
・脚の状態チェック/ひざ痛・股関節痛が出やすいか、自分でわかる
・ストレッチをするときのルール
・ひざの痛みをとる共通のストレッチ
・ひざの痛みをとるストレッチ
・股関節の痛みに効果的な基本のストレッチ
・足首の痛みをとるストレッチ
・運動をするときのポイント
★第4章★ ひざと股関節を守るための日常生活の注意
・ひざや股関節を守るコツ
・ひざのために住環境を見直す
・ひざや股関節を守る靴の選び方
・ひざや股関節の負担を軽くする装具を利用
[コラム]
・ホットパックやレーザーなどを使う物理療法は、効果があるなら続ける
・手術後はできるだけ早くリハビリを始める
・痛みをかばうと、ほかの部分にしわよせがくる
・これ以上、体重を増やさない!