既刊(1-2巻)

鬼灯のにおい へっつい河岸恩情番屋

-
630
能勢伝七郎は家禄二百五十石の小旗本。幕府表御祐筆の役に就いていたが、四十四になった今年、家督を倅の伝之助に譲って隠居した。日々の煩わしさから逃れたかった伝七郎が選んだのは、幼馴染みの町名主に紹介された日本橋難波町の自身番屋の“書役”。自身番の仕事など気楽だと聞いて、その気になったものの、雑事諸々の人集め、行き倒れの世話、悶着の仲裁から夫婦喧嘩の宥め役まで押し付けられて、“ついで仕事”のほうが手間がかかる面倒な日々だった。そんな折、共に自身番屋に詰める大家の五郎兵衛が、倅の不始末を騙った詐欺に巻き込まれ、七十五両を奪われる事件が……。情緒豊かに描く江戸人情番屋物語。書下ろしシリーズ第二弾!
630
鬼灯のにおい へっつい河岸恩情番屋

鬼灯のにおい へっつい河岸恩情番屋

630

へっつい河岸恩情番屋の他の巻を読む

通知管理

通知管理を見る

へっつい河岸恩情番屋の作品情報

あらすじ

能勢伝七郎は家禄二百五十石の小旗本。幕府表御祐筆の役に就いていたが、四十四になった今年、家督を倅の伝之助に譲って隠居した。日々の煩わしさから逃れたかった伝七郎が選んだのは、幼馴染みの町名主に紹介された日本橋難波町の自身番屋の“書役”。自身番の仕事など気楽だと聞いて、その気になったものの、雑事諸々の人集め、行き倒れの世話、悶着の仲裁から夫婦喧嘩の宥め役まで押し付けられて、“ついで仕事”のほうが手間がかかる面倒な日々だった。そんな折、共に自身番屋に詰める大家の五郎兵衛が、倅の不始末を騙った詐欺に巻き込まれ、七十五両を奪われる事件が……。情緒豊かに描く江戸人情番屋物語。書下ろしシリーズ第二弾!

へっつい河岸恩情番屋のレビュー

まだレビューはありません。