肺がんは自覚症状に乏しく、ある程度、進行した状態で発見されることの多い病気です。
そのため、闘病にあたっての気持ちの持ちようなども予後を大きく左右するのですが、
そういったメンタル面、実際に活用できる制度などのソフト面にも気をくばって編集しました。
分子標的薬、さらには免疫チェックポイント阻害薬の登場など、
目覚ましい進歩をとげている肺がん治療の、最新情報を得るためにも、うってつけの本。
【内容】
★Part1★ 肺がんと診断されたら、まず聞くべきこと
〈肺がんといわれたら〉がん治療は自分で選択する時代
〈肺がんの種類〉治療方針を決めるにはまず、がんの種類を知る
〈肺がんの病期〉大きさ、転移の有無から病期を把握する/病期ごとの標準治療を知っておこう
〈治療をはじめる前に〉治療日記をつけて上手に治療とつきあう
★Part2★ 手術で完治をめざす
〈手術という選択〉転移していなければ手術でとり除ける
〈術式の選択肢〉肺葉切除術/縮小手術/肺全摘術/拡大手術
〈手術前の検査〉〈手術前後の流れ〉〈術後の定期検査〉
★Part3★ 放射線治療でがんを小さくする
〈放射線治療の役割〉手術がむずかしいときのいちばんの選択肢
〈メリットとデメリット〉手術に近い効果が得られるようになった
〈放射線治療の選択肢〉I期、II期は単独で。III期では薬物治療も併用
〈放射線治療の流れ〉治療時間は10分ほど。休まず通うことが大事
★Part4★ 最新の薬物治療を受ける
〈薬物治療という選択肢〉手術でとりきれないときは薬でがん細胞を攻撃
〈薬物治療の選択肢〉小細胞がんには2種の薬を組み合わせる〈薬物治療の流れ〉
★Part5★ 再発がん、進行がんと向き合う
〈再発時の考えかた〉どう生きたいかが判断基準のすべて
〈積極的な治療法〉免疫の薬、分子標的薬で次の治療を開始
〈対症療法〉〈代替療法〉漢方薬/食事・栄養療法/免疫療法〈緩和ケア〉
☆ケーススタディ☆
手術/放射線治療/薬物治療/再発時