小学生・愛里が百万円目指して稼ぎます!
小学六年生になる愛里は、ある日、自宅の蔵で古い木箱の札をはがしてしまう。するといきなり大福と名乗る白いフクロウが現れ、愛里に「どんどんお金がなくなる呪い」をかけてしまった。
大福は、もともと愛里の家の守り神だったが、妖怪と間違えられ封印されたことで、祟り神になってしまったのだという。
一年以内に守り神に戻し、呪いを解かなければ命にかかわると聞き、真っ青になる愛里。
守り神に戻す方法は、大福のために立派な社を建ててまつること。ただし、その費用・百万円はすべて愛里が自力で稼がなければならないらしい。小学生の愛里にそんな大金が稼げるのか……!?
誰よりもお金を愛する少女・愛里の「金銭取得のための活動」――略して「きんかつ」がここに始まった!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。