五十万両事件を無事に解決した松平竜之介は、三人の妻たちと湯殿で戯れていたが、突如、半鐘の音が鳴り渡った。連続放火魔<炎鬼>が、また現れたのだ!!
火災の現場に駆けつけた竜之介は、黒装束の怪しい男を捕らえようとするが、謎の武士団に襲われる!
果たして、連続放火は幕府への謀反なのか!? 将軍家斎の密命を受けた竜之介は探索を開始するが、もう一人の放火魔<焔魔>まで出現!
男装の清純な武家娘、隠し武器を操る凶女、山育ちの可憐な娘などと関わりながら真相を追う竜之介は、江戸の町を守ることができるのか──。
書下ろし人気シリーズ、妖艶仰天の十四巻目!!