高二の、人生で一度きりの聖夜が幕を開ける。
波乱の生徒会長選挙も終わり、今年もあと1か月を切った。愛河とのことを考えなきゃならない。
普通の高校生みたいだなって思う一方、俺のドレインは未だに制御できる兆しすらない。
そんな中、人研が生徒会のクリスマスイベントを手伝うことになる。このメンバーで迎えるクリスマスが、来年もやってくるとは限らない。だからこそ、後悔したくない。異能力のせいで、諦め続けてきた人生だから。
俺はついに、愛河を誘う決心をする、のだが。高鷲、どうして、お前――残念系異能力者の青春未満ラブコメ、聖なる夜に紡ぐ第7弾。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。