『貧乏物語』のthe座特集号はこの一冊のみ!
名評論『貧乏物語』を著したマルクス経済学者・河上肇博士が逮捕拘留されたことに発端する物語。舞台は大正9年、博士の留守宅での妻、娘、元お手伝いさんら女性6人による、明るく賑やかで逞しい会話を戯曲化している。特集では、昭和初期の女性史を年代別に追う。河上家の家族史も織り交ぜ、次女が起こした事件の新聞記事なども掲載されている。「稽古場の十三日間」では女優たちの役作りや、井上ひさしが初演の1週間前にようやく脱稿した様子などが記録されている。
<主な内容>■河上家の次女=井上ひさし ■プログラムファイル/倉野章子、藤谷美紀、田根楽子、銀粉蝶、吉添文子、木村有里 写真=落合高仁 ■稽古場の十三日間/文・小田豊二、画・哲ろべると ■特集 昭和初期・女性史年表 河上肇家庭史付き/河上肇、河上秀、河上芳子 ■女優二代・第2回=大笹吉雄 ほか。
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