惜しいのは才能ではなく命――野球人たちの戦争に焦点をあてる。長嶋茂雄と井上ひさしの野球対談も出色!
『きらめく星座』『雪やこんこん』とともに、井上ひさしの昭和庶民伝三部作とされる『闇に咲く花 ――愛敬稻荷神社物語』。この作品のテーマ、戦争がもたらした野球人たちの命運を振り返る。6ページにわたる、長嶋茂雄と井上ひさしの貴重な野球対談も収録。赤瀬川隼も野球短編小説を寄稿している。
<主な内容>■前口上にかえて=井上ひさし ■野球・ふらすとれいてっど=井上ひさし ■特集◎野球人たちの戦争/巨人軍最強5番打者伊藤健太郎が戦死した日、會見記=澤村榮治 昭和十八年一月ほか プロ野球・東京六大学野球戦没選手一覧 エッセイ=小田島雄志、岩城宏之、浅井慎平 ■the座対談=長嶋茂雄×井上ひさし ■幕間対談=池田恒雄×小田豊二 ■野球小説/一球譚=赤瀬川隼 ●闇に咲く花 人びと劇場/河原崎建三、浜田光夫、大橋芳枝、松熊信義、檜よしえほか ■連載・夢まぼろし女剣劇(10)=森秀男 ■インタビュー=横沢三男 ■エッセイ=井上都 ほか。
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