絶対女王にゃー様3

既刊(1-3巻)

絶対女王にゃー様3

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600
にゃー様、僕に会ってみたいと思いますか? 「ぴんぽーん!」 チャイムの代わりに甲高い声が響き輪久はベッドから跳ね起きる。聞き覚えのある声。玄関の鍵をがちゃがちゃと開く音。 「あ、兄様」 別居しているはずの妹の顔。輪玖は慌ててノートパソコンを胸に抱きかかえる。 「お前は何がしたいの?」 「兄様のお部屋チェックですが」 「だからなんのために」 「知っておきたいじゃないですか、だって兄様とは今日から一緒に暮らすのですから」 片親である父・樽人氏の居ぬ間の、突然の妹の来訪。にゃー様との関係を秘密にするため、輪久はパソコンを死守し続ける。そして、妹の目を盗んで、今夜も絶対女王にチャット・イン! 「おはようございます☆」 ──デートの待ち合わせみたいですね。 「ふふふ、じゃあらぶらぶデートしちゃいましょう」 奴隷の輪玖はにゃー様に囁きかける。 僕にはにゃー様がいればいいんです。三次元はみんな嫌いです。イミテーションの結華。イミテーションの妹。イミテートすらできない香苗。みんなくすんだ肌色をしています。ただにゃー様の声だけがきらきらと光っています…… 絶対女王の宮殿に迷いこんだ少年の顛末やいかに? ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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あらすじ

にゃー様、僕に会ってみたいと思いますか? 「ぴんぽーん!」 チャイムの代わりに甲高い声が響き輪久はベッドから跳ね起きる。聞き覚えのある声。玄関の鍵をがちゃがちゃと開く音。 「あ、兄様」 別居しているはずの妹の顔。輪玖は慌ててノートパソコンを胸に抱きかかえる。 「お前は何がしたいの?」 「兄様のお部屋チェックですが」 「だからなんのために」 「知っておきたいじゃないですか、だって兄様とは今日から一緒に暮らすのですから」 片親である父・樽人氏の居ぬ間の、突然の妹の来訪。にゃー様との関係を秘密にするため、輪久はパソコンを死守し続ける。そして、妹の目を盗んで、今夜も絶対女王にチャット・イン! 「おはようございます☆」 ──デートの待ち合わせみたいですね。 「ふふふ、じゃあらぶらぶデートしちゃいましょう」 奴隷の輪玖はにゃー様に囁きかける。 僕にはにゃー様がいればいいんです。三次元はみんな嫌いです。イミテーションの結華。イミテーションの妹。イミテートすらできない香苗。みんなくすんだ肌色をしています。ただにゃー様の声だけがきらきらと光っています…… 絶対女王の宮殿に迷いこんだ少年の顛末やいかに? ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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