物の怪、怨霊を美少女修法師が調伏。
大人気時代小説「修法師百夜まじない帖」シリーズ第三弾いよいよ刊行。津軽から江戸へ出てきた盲目の修法師・百夜がさらなる大物に挑む。
津軽でイタコの修業を積み、江戸に上京した百夜は、修法師(ずほうし)として物の怪調伏や亡魂を鎮めるための祈祷を生業とする。その祈祷の腕は江戸で右に出る物はなく、百夜のもとには、ひっきりなしにまじないの依頼が舞い込むようになる。江戸の町を縦横無尽に駆け回る修法師百夜の怪奇譚。今回は歴史上有名な「明暦の大火」の亡魂たちを題材にした書き下ろしを含め7篇を収録。