既刊(1-2巻)

初恋コンテニュー

-
600
萌えて燃えれるデスゲーム風ラブコメ!? 「助けて……兄さん……ゲームが……」  珍しく妹の空の起床が遅いので、起こしにきたらいきなり寝言を言われ、兄である海は想う。空はどれだけゲームが好きなんだ。  一方の海はゲームに疎い。 だから助けて欲しいと言われても、攻略の手伝いなんてできない。夢の話だろうけれど。  プレイ中に寝てしまったのだろう、電源が点いたままだった。 それにしてもゲーム画面も、ゲーム機本体のフォルムも古臭い感じのするゲームだと思った。そして気づけば、海はコントローラを握りしめていた。なぜだろう。あまり時間がないというのに。このコントローラは空が持っているものとは違う。いわゆるツーコンというやつだ。  だから動くのか知らないが、試しにボタンを押してみる。  効果音が鳴り、大音量に驚いた。その瞬間、脳を殴られたような、心臓を鷲づかみにされたような、魂を根こそぎ持っていかれたような感覚に陥り、海の意識はそこで途切れた。  助けてという妹の表現が比喩でもなんでもないことに、海は気づく────────ゲームスタート。 『星空のメモリア』などで知られるPCゲームライター、なかひろの小説デビュー作!! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
600
初恋コンテニュー

初恋コンテニュー

600

初恋コンテニューの他の巻を読む

既刊2巻
1 / 1

通知管理

通知管理を見る

初恋コンテニューの作品情報

あらすじ

萌えて燃えれるデスゲーム風ラブコメ!? 「助けて……兄さん……ゲームが……」  珍しく妹の空の起床が遅いので、起こしにきたらいきなり寝言を言われ、兄である海は想う。空はどれだけゲームが好きなんだ。  一方の海はゲームに疎い。 だから助けて欲しいと言われても、攻略の手伝いなんてできない。夢の話だろうけれど。  プレイ中に寝てしまったのだろう、電源が点いたままだった。 それにしてもゲーム画面も、ゲーム機本体のフォルムも古臭い感じのするゲームだと思った。そして気づけば、海はコントローラを握りしめていた。なぜだろう。あまり時間がないというのに。このコントローラは空が持っているものとは違う。いわゆるツーコンというやつだ。  だから動くのか知らないが、試しにボタンを押してみる。  効果音が鳴り、大音量に驚いた。その瞬間、脳を殴られたような、心臓を鷲づかみにされたような、魂を根こそぎ持っていかれたような感覚に陥り、海の意識はそこで途切れた。  助けてという妹の表現が比喩でもなんでもないことに、海は気づく────────ゲームスタート。 『星空のメモリア』などで知られるPCゲームライター、なかひろの小説デビュー作!! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

初恋コンテニューのレビュー

まだレビューはありません。