世界の終わり。邂逅するかつての宿敵。
英里香が世界に“おしまい”をもたらす――。
その不穏な言葉を耳にした啓介は、真意を探るため彼女との接触を図る。
そのころ英里香は、怪しい黒服の集団に追われている人物を助けようと彼らの後を追っていた。そこへ合流した啓介は、英里香とともに黒服たちを撃退。彼らが助けたその人物、それは魔術結社≪群れ≫の党首・エノク=ケトルだった。 偶然にもかつての宿敵と邂逅を果たした啓介は、エノクから、一千年前に世界を本気で終わらせようとした魔術師レストタクト=エンデの逸話を聞かされることになる……。
やがてはじまる世界の終わりと、混乱の兆し。
英雄が選ぶ未来は“希望”か“破滅”か?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。