陽名の真剣な愛の告白に、啓介は……。
「あなたのことが好きです。わたくしと付き合ってくれませんか?」
陽名から真剣な愛の告白を受けた啓介は、≪方舟≫から帰ってきたら必ず返事をすると彼女に約束する。今回の≪方舟≫行きの目的は、アリッサの弟子となった英里香を≪箱庭≫のヴェルに引き合わせること。母・ヴェルとの10年ぶりの再会に胸を躍らせながらも、緊張の色を隠せないアリッサ。そんな彼女の背中を押してやるようにして≪箱庭≫へと入った啓介だったが、そこである人物から衝撃的な言葉を聞かされることになる……。
交差する“日常”と“非日常”。そして、定められた運命の歯車が動き始める――。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。