既刊(1-16巻)

RIGHT×LIGHT11~黄昏の王と深緑の巨臣~

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600
壮大なるクライマックスへと向かい始める! 『お兄ちゃん、大丈夫だよ。あたしたちなら――大丈夫。きっと全部、取り戻せる』 僕の胸の内側から由衣の声がする。 ――ああ、そうだな。僕は右腕の手首に嵌った銀色の腕輪を撫でて、心の中で由衣に答える。ここには由衣がいる。《魔狼》を御する、《魔銀の鎖(グレイプニル)》の力を持った僕の妹が。 「啓介くん……」 そして、隣にも僕を支えてくれる人がいた。僕の左手にそっと絡められる柔らかな指。肩までの艶やかな黒髪を揺らし、透けるような白い肌の少女。 「私、守るから。今は啓介くんの方が強いかもしれないけど、それでも啓介くんを守るから」 「――分かった」 彼女――友月未由。僕のクラスメイト。戦いを共にした仲間。僕が最初に「近づきたい」と思った人。そして今は……。 ≪流れし星竜≫の背に乗り、ケースケと未由が≪方舟≫から再び美傘市に舞い戻る! エノクに敗れた屈辱の傷も癒え、ついに始まるリベンジ戦!  大興奮の魔法学園シリーズ、いよいよ壮大なる神話がクライマックスへと向かい始める! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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RIGHT×LIGHTの作品情報

あらすじ

壮大なるクライマックスへと向かい始める! 『お兄ちゃん、大丈夫だよ。あたしたちなら――大丈夫。きっと全部、取り戻せる』 僕の胸の内側から由衣の声がする。 ――ああ、そうだな。僕は右腕の手首に嵌った銀色の腕輪を撫でて、心の中で由衣に答える。ここには由衣がいる。《魔狼》を御する、《魔銀の鎖(グレイプニル)》の力を持った僕の妹が。 「啓介くん……」 そして、隣にも僕を支えてくれる人がいた。僕の左手にそっと絡められる柔らかな指。肩までの艶やかな黒髪を揺らし、透けるような白い肌の少女。 「私、守るから。今は啓介くんの方が強いかもしれないけど、それでも啓介くんを守るから」 「――分かった」 彼女――友月未由。僕のクラスメイト。戦いを共にした仲間。僕が最初に「近づきたい」と思った人。そして今は……。 ≪流れし星竜≫の背に乗り、ケースケと未由が≪方舟≫から再び美傘市に舞い戻る! エノクに敗れた屈辱の傷も癒え、ついに始まるリベンジ戦!  大興奮の魔法学園シリーズ、いよいよ壮大なる神話がクライマックスへと向かい始める! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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