魔王、じゃなくて魔王っぽいの!
その美少女は名乗った。
「我こそが……魔王っぽいの!」
肝心なところが曖昧すぎる自己紹介だった。
そして、そんなテキトーな存在に「勇者っぽいの」にされてしまった僕。
「あくまで『っぽい』感じでいいから」的なノリで始まった、僕のぐだぐだな感じのファンタジーっぽい日常。
まずは初級ダンジョンの作成……、じゃあ、おまえの家がダンジョンな!って、行き当たりばったりすぎる!
第3回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作家・原田源五郎の最新作は、魔王系コメディ!?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。