既刊(1-17巻)

とある飛空士への誓約2

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疑心暗鬼が七人の友情を切り裂いてゆく。 ――空は、墓場だ。  ――わたしは人間ではない。戦闘機の一部だ。  かつて「空の王」と呼ばれた父、カルステン・クライシュミットの教え。  その言葉を胸に刻み、一個の鉄塊となったイリアは、今日も灰色の空へ向かい離陸する。  25戦中、24勝1敗。撃墜数33機――。  エアハント士官学校飛空科の「模擬空戦」において、驚異の記録を更新中のイリア・クライシュミットは、「空の一族」の追撃からただ一機帰還し、叙勲までされた士官候補生たち「エリアドールの七人」の中では突出した存在となっていた。  比して、イリアと共にエリアドール飛空艇の操縦を担当した坂上清顕(さかがみ・きよあき)の戦績は、11戦して2勝0敗9引き分け。撃墜数0機。  互いに撃墜王の父を持ちながらも、イリアに実力の差ばかり見せつけられ、悩み、焦る清顕。  ――なんのために、ぼくは戦場を飛ぶ?  ――なんのために、ぼくはひとを殺す……?  そして、平穏な学園生活の中で懊悩する裏切り者の工作員「ハチドリ」。その正体も明らかに――!?  七人の主人公が織りなす、恋と空戦の物語。激動。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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飛空士の作品情報

あらすじ

疑心暗鬼が七人の友情を切り裂いてゆく。 ――空は、墓場だ。  ――わたしは人間ではない。戦闘機の一部だ。  かつて「空の王」と呼ばれた父、カルステン・クライシュミットの教え。  その言葉を胸に刻み、一個の鉄塊となったイリアは、今日も灰色の空へ向かい離陸する。  25戦中、24勝1敗。撃墜数33機――。  エアハント士官学校飛空科の「模擬空戦」において、驚異の記録を更新中のイリア・クライシュミットは、「空の一族」の追撃からただ一機帰還し、叙勲までされた士官候補生たち「エリアドールの七人」の中では突出した存在となっていた。  比して、イリアと共にエリアドール飛空艇の操縦を担当した坂上清顕(さかがみ・きよあき)の戦績は、11戦して2勝0敗9引き分け。撃墜数0機。  互いに撃墜王の父を持ちながらも、イリアに実力の差ばかり見せつけられ、悩み、焦る清顕。  ――なんのために、ぼくは戦場を飛ぶ?  ――なんのために、ぼくはひとを殺す……?  そして、平穏な学園生活の中で懊悩する裏切り者の工作員「ハチドリ」。その正体も明らかに――!?  七人の主人公が織りなす、恋と空戦の物語。激動。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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