中級邪神。ちょっとその前に……。
【はじめに】自分は邪神じゃないと言っているが、高校の進路相談“侵食”希望とされそうになる。全邪協に見込まれてしまい、早く中級になるようにと勧誘がしつこい。使い魔として召喚した天狗の娘が、T尾山の天狗の里に連れ戻され、なぜか奪い返しに行くことになった――。本書はそんな、ラノベ主人公的存在になれるか微妙な、大沼貴幸くんの日常について書かれた小説です。本書を読んで、皆さんも「グールCの下克上はいつあるの?」か気になる物語を楽しみましょう。
『CROSS†CHANNEL』『Rewrite』などのゲームシナリオで各界の注目を集め、『人類は衰退しました』『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』でラノベ業界に旋風を巻き起こした田中ロミオ。彼がゲスト審査員を務めた「第3回小学館ライトノベル大賞」にて、審査員特別賞を受賞したオトボケコメディ第3弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。