世界のために、彼女は死ななくてはならない
東京を襲った平成大震災以降、超能力を持った子供が爆発的にたくさん生まれるようになった。ぼくは全くの無能力者だけど、幼なじみのはるかは強力。港区第二十二中学校のなかでも指折りのサイコキネシス使い。そしてかわいい。夏休み直前のある日、ぼくら2年5組は理科室で実験中。そのとき突然、窓ガラスを破って武装した男が飛び込んできた。マシンガンライフルを構えて言う。
「全員指示があるまで動くな」
学校は謎の武装集団に占拠された。やがて明らかになる彼らの正体と驚くべき暗殺計画───
第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ文庫部門優秀賞受賞の本作は、ゲスト査員竜騎士07先生も、審査していることを忘れてハマってしまったと激賞! 圧倒的な緊張感と息つく間もない展開のサスペンスアクション!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。