耳を澄まし眼を見開け。降幕の刻であるが故
ひとつの世が終わり、新たな世が明けようとしていた。繁栄した者が消え、新しい勢力が台頭する。それは、いつの時代も繰り返されてきたことだったーー。
最強の男・ふくろうがその命を賭けてまで呪おうとし、幕府の手練れが恐れる「最強最悪の兵器」。それは、人の心を消し、あやかしを消すという。
ましろ、くろえ、新之助の旅はここにて幕を引く。その、時代の中に消え失せた物語「あやかしがたり」最後の戦いの行方は……。
第3回小学館ライトノベル大賞、ガガガ大賞を受賞した時代活劇ライトノベル。妖術、あやかし、剣術入り乱れる侍エンターテインメント、ついに完結!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。