あらすじ光文社の新人発掘プロジェクト[Kappa-One]第一期4人のデビュー20周年を記念した企画の一冊。加賀美雅之は2002年、『双月城の惨劇』で長編デビュー。該博な知識と驚きに満ちたトリック設計、ゴシック・ミステリの香気をたたえた筆致で、寡作ながら独自の地位を築くも、2013年に逝去した。デビュー20周年に際して、単著未収録だった中短編10作をすべて収載して、短くも濃密な、その筆業を回顧する。