あらすじ獣人の国・扶桑の皇子で医師でもある桜弥は、両国の友好のため大国アルシェールに招かれ、留学時代にルームメイトだった王太子ウィリアムと十年ぶりに再会する。かつて恋人だと勘違いしていた時と変わらない、自分が特別だと思わせる彼の優しさに忘れたはずの恋心が疼き苦しさを感じていた。ある日、狼獣人ゆえに嗅覚が鋭い桜弥はウィリアムの甥ルイの病ににおいで気づくが、ウィリアムしか信じてくれず…。電子限定ショートストーリー「いつか晴れた日に」、北沢きょう先生の口絵・挿絵も収録。