あらすじ深川佐賀町の米問屋に押し込みがあったと報を受けた南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人。見習として出仕している嫡男・菊太郎とともにさっそく現場に向かうと、あるじと手代が殺られ、土蔵からは九百両が奪われていた。事件の夜、米蔵で酔っていたという船頭は、真っ白な女の幽霊を見たと怯えている。なかなか手がかりを?めぬなか、隼人たちは、五年前の似た手口の事件を洗いなおすことにして──。江戸の悪に鬼隼人親子が迫る!大人気時代長篇。