あらすじ祝言の挨拶まわりに出かけた金座裏の若夫婦・政次としほは、掏摸(すり)の一味を捕まえた。その裏には掏摸団を何組も鵜飼いのように操っている頭目がいるらしい。一方、長年金流しの看板を背負ってきた宗五郎の脳裏には「隠居」の文字がよぎり……。金座裏の九代目と十代目、力をあわせて江戸の騒ぎを収めてゆく!