あらすじ歌人・翻訳家・エッセイスト。その清楚な外見から芥川龍之介からクチナシ夫人と称される。堀辰雄「奈穂子」の三村夫人のモデル。エッセイストクラブ賞受賞。細やかな感性で捉えた日常を瑞々しい文章で描写。その内容は示唆に富んでいる。「買食い」「過去となったアイルランド文学」「軽井沢の夏と秋」「菊池さんのおもいで」「季節の変るごとに」「蝙蝠の歴史」「コーヒー五千円」「子供の言葉」「仔猫のトラ」「子猫ノハナシ」エッセイ十本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。