篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家などで知られる北大路魯山人の食に関するエッセイ集。第五巻は「筆にも口にもつくす」「フランス料理について」「鮪の茶漬け」「鮪を食う話」「味覚の美と芸術の美」「味覚馬鹿」「道は次第に狭し」「持ち味を生かす」「湯豆腐のやり方」「夜寒に火を囲んで懐しい雑炊」「洛北深泥池の蓴菜」「料理一夕話」「料理芝居」「料理する心」「料理と食器」「料理の第一歩」「料理の秘訣」「料理の妙味」「料理は道理を料るもの」「料理メモ」「料理も創作である」「若鮎について」「若鮎の気品を食う」「若鮎の塩焼き」「若狭春鯖のなれずし」の二十五話を収録。食材の豊富さ、また季節ごとの調理方法は日本に生まれて良かったと思える本。