高校部活とユースを知る、元Jリーグ監督他に類を見ない異色の経歴の持ち主・吉永一明の指導論とは?「選手たちの未来を担う重責が課せられている指導者ほど夢のある素晴らしい仕事はない。」三菱養和を皮切りに、Jアカデミーの育成指導に携わり、山梨学院高校ではヘッドコーチで選手権初出場発優勝に貢献。その後監督として白崎凌兵(サガン鳥栖)、前田大然(横浜F・マリノス)、渡辺剛(FC東京)ら14人のJリーガーを輩出。シンガポールでの監督時代は2年連続国内タイトル独占、2019年アルビレックス新潟のトップチームを指揮し、ふたたび海外へ。人跡未踏のキャリアで築いてきたオールラウンドな指導哲学に迫る!指導者は自分が主役になってはいけない。選手がどう感じ、どう思い、どうしたいのかそれを受け止めて、目標に近づけていくことが役目。第1章 オールラウンダーとして無駄はひとつもない様々な経験をしてきた強みしっかり勝ち切れる個を育てる第2章 サッカー界に貢献したい将来の目標が定まった高校時代現役を続けながら指導経験スタート第3章 草創期のJリーグとS級取得故郷・福岡でゼロからの出発努力を続けられる才能を持った岡崎慎司第4章 選手権優勝も経験した山梨学院時代指導・分析から運営まで全てを一人で選手の可能性を決めつけすぎない第5章 シンガポールでの挑戦やりたいサッカーの実現に向けて未知の国での冒険第6章 豊富な経験とともに新潟へJアカデミーと高体連シーズン途中で引き継ぐ難しさ第7章 サッカー界の未来真のサッカー大国になるため「チームより個を育てる」考え方第8章 関係者インタビュー高田哲也(サンフレッチェ広島ユース監督)「吉永さんを見て来て、トップも育成もできてしまう人なんだな、と感心しました」白崎凌兵(サガン鳥栖)「また監督と一緒にやれる日が来れば最高だな、と思っています」