「ツキ」と「流れ」は、理をもって呼び込める!私は野球のプロとして「なぜこんな不思議なことが起きたのか」を検証することにした。従来のセオリーだけでは根拠が見出せないからといって「不思議」のひと言で終わらせるのではなく、もっとその先を突き詰めてみよう。これは、理をもって運を引き寄せる、根拠のある運を呼び込むための最初で最後の「野村の運」の書である――本文より著者について野村克也(のむら かつや)1935年京都府生まれ。野球解説者。京都府立峰山高校卒業後、54年にテスト生として南海ホークスに捕手として入団。戦後初の三冠王、歴代2位の通算657本塁打など多くの記録を樹立。70年に南海でプレーイング・マネージャーに就任以降、ヤクルト、阪神、楽天等で監督を歴任する。著書に『なぜか結果を出す人の理由』(集英社新書)、『野村ノート』(小学館文庫)、『私の教え子ベストナイン』(光文社新書)ほか多数。