侍ジャパンU-18監督、拓大紅陵野球部監督、日大三野球部監督を歴任してきた名将が語る、「心」と「言葉」の重要性!技で人は動かず、心が人を動かす!小手先の技術だけ教えて、甲子園に出ようが意味はない。心からの行動と言葉で、社会で通用する大人へ導く、名将の人間育成論!著者は、以下のように述べています。高校野球の目的とは何か。これは指導者にとっては、永遠の課題なのかもしれません。しかし、もし私がそう問われたなら、「高校野球は、人間形成の場である」と言い切ることができます。私はよく「技で人は動かず、心が人を動かす」という言葉を使うのですが、監督と選手の心と心をいかに通わせるかが、高校野球の指導においては最も重要だと考えています。これは野球に限らず、すべての指導にも当てはまることだと思います――本文より著者について小枝守(こえだ・まもる)1951年7月29日、東京都生まれ。日大三で主将を務めたのち日大に進学。大学2年の時に学生コーチとして日大三を支え、76年8月に25歳で監督に就任。79年夏の甲子園出場へと導いた。81年8月に30歳で拓大紅陵の監督に就任し、92年夏に準優勝を果たす。両校を通じて春夏通算10度の甲子園出場。2014年の夏で拓大紅陵の監督を勇退した。2016年、17年は侍ジャパンU-18監督として日本代表を率い、アジア選手権優勝、ワールドカップ3位の成績を残した。