大阪桐蔭を打撃で追い詰めた公立校!大阪桐蔭、履正社の二強を筆頭とした最激戦区で、毎年上位に進出する府立大冠高校。2017年夏は東海大仰星、大阪偕星、上宮といった並み居る強豪私学を撃破して決勝戦に進出。決勝では絶対王者・大阪桐蔭を相手に一歩も引かず、10-8の壮絶な打撃戦を演じた。1日最低1000最大3000スイングから「打」を「線」にして「打ち勝つ野球」は、いかにして生まれ、育まれてきたのか?その指導・練習法の詳細が明かされる――!配信QRコード付き!著者本人が動画で80分間「超強力打線の作り方」を詳細解説!著者について東山宏司(ひがしやまこうじ)1962年3月31日生。大阪府高槻市出身。元女子プロ野球選手の母の影響もあって小学校1年生から野球を始め、6年時にはエースで四番として府大会優勝。中学でも多くの大会で優勝するが、府立島上では甲子園出場はならず、指導者として甲子園を目指すべく日本体育大学に進学。高校、大学時代は主に内野手としてプレーした。卒業後は府立港、府立北淀で硬式野球部の監督を務めたのち、1997年に府立大冠に赴任し、現在に至る。公立校特有の制約の多い環境下で、当初は投手を中心とした守備重視の野球で好成績を残す。しかし守り勝つ野球には限界があると考え、2008年に「打ち勝つ野球」に方向を180度転換。以来、激戦区大阪でベスト8が7度。2014年春は3位となり、同校初の近畿大会に進出。2015年夏はベスト4。2017年夏は東海大仰星、大阪偕星、上宮といった強豪私学を破って決勝進出。公立ながら、大阪桐蔭を相手に壮絶な打撃戦を演じて準優勝に導いた。保健体育科教諭。