あらすじ恨まれる覚えはないか……。怪異の息遣いと眼差しが絶望を語る!容赦のない恐怖の九十九話。真白圭、初の百物語!日常の中でふと綻び、口を開ける暗黒――それらを縒りあわせて綴る九十九話の怪異。友人の祖母の呟き、その驚愕の内容「猿の貯金箱」、道路の上に延々と続く人の足跡、その行先で出会ったのは「黄色い」、日を置かず歯の治療にやってくる患者の不気味な症状「はいたでんか」、同僚が酒をやめられない本当の理由とは「まねき猫」、など。残された最後の怪異は――あなたの傍に潜んでいる。