あらすじイギリスの名家バルフォア家の長女オリビアは、家名を汚した罰としてオーストラリアで働くことになった。しかも、父と関係の深い大富豪クリント・マカルパインの下で。「その高い象牙の塔から降りてこいよ、氷のプリンセス」以前、そう私の身分を皮肉った彼は、今の私を見てどう思うかしら…。空港に着いた彼女を待っていたのは、むせ返る暑さとクリントだった。無精髭を生やした彼は野生の動物のよう…そう思った瞬間、急に頭と体に血が上り、オリビアは気を失った。