読者を引き込むアクションシーンを書かせたらライアンの右に出る者はいない。なぜなら彼は“本物”だからだ。この骨太の作品は最後まで読者の血を滾らせるだろう。――〈イブニング・ポスト〉誰にも背中を見せるな窮地を脱したダニーは裏切り者への復讐を誓いイギリスへ帰還する――!元SASの著者にしか書けない、現代の“戦争”と“戦場”!ロンドンを恐怖に陥れた憎むべき爆弾テロの首謀者アブ・ライードを追い、ダニー・ブラックとスパッド・グローヴァーはイエメンに潜入する。CIAの情報屋からライードが潜む場所を聞き出し、標的を殺害したのち速やかにイエメンを脱出する作戦だった。フーシー派の民兵が支配する砂漠の地で、一筋縄ではいかないイエメン人らを相手に奮闘するダニーたちは、ついにターゲットのライードを発見するが、殺される間際に敵の漏らしたありえない言葉に衝撃を受ける。さらに暗殺の直後にスパッドが撃たれ、ダニーは敵地で孤立無援に追い込まれてしまう――!その頃、ロンドンでダニーの安否を心配する恋人クララの身にも危険が迫っていた……。陰謀が渦巻き、誰も信用できない状況下でダニー・ブラックが選んだ道とは!?