あらすじ「俺はお前を殺したいほど憎かったんだよ」。 横浜地方検察庁検事、柚木和鷹が担当することになった、風俗嬢殺人事件。被疑者はかつての親友、志藤孝一郎。実は柚木には、行方不明だった志藤に聞きたいことがあった。 13年前、志藤は、柚木が五人の男たちに襲われるのを目撃しながら救いの手を差し伸べてくれなかったのだ。問いつめる柚木に志藤は、自分がその首謀者だったと明かす。そして……。 「汚点をばらされたくなければいうことを聞け」。 志藤の目に滾る憎悪の理由もわからぬまま、検事の執務室は凌辱の場と化して…。