あらすじ『天使を見つけたら即、城へ献上せよ』 美しい幻の種族として伝えられるバーディアンの生き残り・ユーリは、森の湖で貴族悪魔の豹・蒼真と出くわす。狩る者と狩られる者、絶体絶命の状況でユーリはケガを負ってしまうが、そんなユーリを蒼真は狩らずに助ける。 「天使を食う趣味はないんでね」 悪魔の掟に背き、傷が癒える間だけ、誰にも秘密で山小屋にかくまわれたユーリだが、ときおり現れる蒼真の『狩人』の瞳に追い詰められ――。 深い森の中、出会ってはいけない者同士が惹かれ合い、そこから禁断の運命が動き出す。