あらすじ隣の席の高木基は、遅刻が多く、いつも一人で、自分にだけ特に素っ気ない。 そんなクラスメイトを持つ高校生の笠間直樹は、 ある日、校外学習で訪れた博物館で、宙を泳ぐ一匹の魚に出会う。 ほかの人には見えていない幻のような魚は、どうやら何か探し物があるみたい。 そして、なぜか自分の側から離れないその魚が、基にも見えるようで……