あらすじ文字でも声でもない詩を/伝書鳩のように虚空に放ってみたい/詩はどこへ飛んで行くだろうか――第一詩集『二十億光年の孤独』以来、つねに第一線で活躍する詩人が、未収録の作品から自ら選び、書き下ろしを加えた31篇。誕生と死。時間。途上の感覚。忘却の快感。声のひびき――88歳の傑作詩集。