憧れの女子から告白された彼――月本マミルは喜びと不安の間で悶えていた。彼の通う学園は男女交際は原則禁止で、付き合うには風紀委員会らの承認が必要。「だからあの風紀委員長を説得しないと…」………「…なんなのよ、あの娘…」そんな彼らの様子を見ていた女生徒――百合香は怒りを露わにしながらそう呟いた。「マ~くん、あんな女にたぶらかされちゃダメ!風紀委員長として、姉として、アナタを矯正するわ♪」そしてその夜から、彼女はアノ手コノ手、さらにはアノ口コノ口で弟の恋路を阻みに行く。「マ~くん、アナタに相応しい女の子はもっとそばにいるわよ…」歪んだ愛情を注ぐ姉と、その愛に翻弄される弟の未来は…