既刊(1巻)

小説 真景累ヶ淵

-
1,300
執念いヤツらめ一人の人間が堕ちてゆく 死出の旅圓朝の大作を濃厚に煮つめ、小説へと昇華した作品である/古今亭菊之丞――この後女房を持てば 七人まではきっととり殺すからそう思え。父を旗本に殺されたまま解決もできず、妹も奉公先で惨殺されてしまったお志賀。それから十七年、音曲の師匠豊志賀として生きてきた。稽古はにぎわっていたが、子ほども歳の離れた新吉と男女の仲になり、あまりの入れ揚げぶりに弟子たちも次第に離れていってしまう。そんな中でも通い続けていたお久に嫉妬したためか、顔に腫物ができてしまう。悪化する腫物とともに憎悪ももつのらせ、ついには呪詛の言葉を遺して死んでしまう。新吉は恐れおののきながらお久と下総に駆け落ちをするのだが――松浦シオリ・装画名作落語にあらたな命を吹き込む、シリーズ第一弾!古典落語の大名跡・三遊亭圓朝が創作した代表的作品のひとつ『真景累ヶ淵』を、時代小説の名手奥山景布子が小説化。人間の業の深さ、血縁と因縁が複雑に絡み合った愛憎劇を、時代小説として再編。人物関係図、解題を付す。本作には古今亭菊之丞が監修を行う。
1,300
小説 真景累ヶ淵

小説 真景累ヶ淵

1,300

小説 真景累ヶ淵の他の巻を読む

既刊1巻
1 / 1

通知管理

通知管理を見る

小説 真景累ヶ淵の作品情報

あらすじ

執念いヤツらめ一人の人間が堕ちてゆく 死出の旅圓朝の大作を濃厚に煮つめ、小説へと昇華した作品である/古今亭菊之丞――この後女房を持てば 七人まではきっととり殺すからそう思え。父を旗本に殺されたまま解決もできず、妹も奉公先で惨殺されてしまったお志賀。それから十七年、音曲の師匠豊志賀として生きてきた。稽古はにぎわっていたが、子ほども歳の離れた新吉と男女の仲になり、あまりの入れ揚げぶりに弟子たちも次第に離れていってしまう。そんな中でも通い続けていたお久に嫉妬したためか、顔に腫物ができてしまう。悪化する腫物とともに憎悪ももつのらせ、ついには呪詛の言葉を遺して死んでしまう。新吉は恐れおののきながらお久と下総に駆け落ちをするのだが――松浦シオリ・装画名作落語にあらたな命を吹き込む、シリーズ第一弾!古典落語の大名跡・三遊亭圓朝が創作した代表的作品のひとつ『真景累ヶ淵』を、時代小説の名手奥山景布子が小説化。人間の業の深さ、血縁と因縁が複雑に絡み合った愛憎劇を、時代小説として再編。人物関係図、解題を付す。本作には古今亭菊之丞が監修を行う。

小説 真景累ヶ淵のレビュー

まだレビューはありません。