華なるもの

全巻(1巻 完結)

華なるもの

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4.8
4
「院御所を騒がすは美しい犬。」時は平安末期。武家の三男と卑しい出自でありながら、権力者たちの寝所を渡り歩き、上皇の寵人となった高前(たかさき)。美しい成り上がり者として畏怖と羨望の視線を集める高前だったが、有力貴族の御曹司・智実(ともざね)からは素直な好意を寄せられ、その余裕を不愉快に感じていた。しかし、二人の関係が決定的に変わる事件が起こり―。引けぬ意地と激情が絡み合う切なく底深い大人の恋愛劇、“数年後”を描く掌編を描き下ろし。
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全1巻|完結
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華なるものの作品情報

あらすじ

「院御所を騒がすは美しい犬。」時は平安末期。武家の三男と卑しい出自でありながら、権力者たちの寝所を渡り歩き、上皇の寵人となった高前(たかさき)。美しい成り上がり者として畏怖と羨望の視線を集める高前だったが、有力貴族の御曹司・智実(ともざね)からは素直な好意を寄せられ、その余裕を不愉快に感じていた。しかし、二人の関係が決定的に変わる事件が起こり―。引けぬ意地と激情が絡み合う切なく底深い大人の恋愛劇、“数年後”を描く掌編を描き下ろし。

華なるもののレビュー

  • cocoa
    5.0
    最後の最後で泣いてしまった
    2022/01/13
  • コーデリア
    5.0

    ☆4.5

    平安時代モノは好きなので楽しめました。主人公、高前がその美貌を生かし成り上がっていこうとする波乱に満ちた恋と人生の話です。若干、平安時代の風習など分からないと理解出来ない箇所があるかも。特に左中弁が姫を間違えたのに気づかない所とか。どうしても素直になれない2人の哀しい結末でしたが、最後に智実が高前の"満開に咲く姿"を見届けられたのが救いかな。
    2015/12/05
  • バナナさん
    4.0
    想いあっても報われない。 さみしい話でした。
    2015/12/05

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