あらすじ平安時代から脈々と続く堂上華族・梅渓家の娘として生まれた〈私〉は、やがて日本最古にして最大の華道流派池坊の家元に見初められて結婚するが――。その華やかさ故に、さまざまな毀誉褒貶にさらされながらも、幾多の波瀾を乗り越え、衆議院議員を経て今振り返る、あたかも小説のような〈女の一生〉。