あらすじ悠太もいまや六十代半ば、娘・夏香は父親が神戸で町工場を経営する青年と結婚し、息子の悠助もプロのピアニストを目指し始める。ところが、阪神大震災と地下鉄サリン事件が二人の運命を大きく変える……。昭和初期から世紀末までの波乱の時代と一族の歴史を描く著者のライフワークついに完結。