あらすじ2005年11月3日、大阪市の北を流れる淀川で若い男の変死体が見つかった。死因は、溺水による窒息死。被害者はうつ伏せのまま両足をワイヤーで縛られ、腰回りに3キロと5キロのダンベル用プレート2枚、背中と膝うらには、人の頭ほどの川石を載せられ沈められていた。殺される直前まで睡眠薬で昏睡させられては、肉体を切りつけられていた被害者。捜査線上に浮かんだ犯人は、同居の男女ふたりだった。三人の奇妙な関係と、主犯の女の人格崩壊にひそむ哀しい過去とは。新潮45掲載の衝撃の事件ルポ。