あらすじそれは良いことか、悪いことか。これは正義か、不正義か……。倫理の問いは、ちょっとしたひっかかりから、大切な日常がゆらいだときに現れる。しかし、私たちの多くは「そもそも倫理とは何なのか」という前提をきちんと理解していない。本書では倫理学者である筆者が、現代西洋倫理学のさまざまな立場を通じて、メタ的視点から「倫理」について考えていく。自分と他人、そして世界の眺め方が変わる、メタ倫理学の入門書。