あらすじ年が明けた吉原で、客の懐中物や花魁の櫛笄が次々に盗まれる騒ぎが続いた。悪童たちの仕業と、用心棒神守幹次郎と会所の面々は捕縛に当たるが、その背後に、さらに大きな勢力の影がちらつく。吉原に触手を伸ばす勢力に、幹次郎の剛剣がうなり、新必殺武器の小出刃が飛ぶ。そして新たに、廓内で仇討騒ぎが起こり、幹次郎らは悲しき運命の散る果し合いに立ち会う。