契約をしろ。そしてその躰を寄越せこの男の力が欲しい――死から蘇った王太子は国を守るため、最高級の力を持つ暗黒の魔術師に身を任せる――。契約から始まる究極恋愛侵略によって凶刃に倒れた王太子のアリウスは、死の半年前に時を遡り蘇る。国の滅亡を回避すべく一度は拒絶した暗黒の魔術師ヴィンセントとの契約を決意するが、強大な力のやり取りをする条件は躰。お前を私の種を受け止める快楽の器にしてやろう――国の守りを固める傍ら、美貌の王太子は男の言葉通り躰を貪られることに。形ばかりのはずの行為は腰が砕けるほど甘く、アリウスは二人の絆「天命の比翼」がもたらす未知なる快感を知るが…。