日本思想の重要ワードから学ぶ心の哲学!地味な印象のある日本思想だが、日本人であるなら古来の思想を理解して、先人たちの知性を利用しないのはもったいない。論理演算や文法を学ぶことによって思考力を鍛えることができるが、それだけでは考え方の源泉となる思想の力は身につきはしない。では、日本思想や哲学を学ぶにはどうしたらいいのだろう。まずは日本思想の書物を参照してみることが手短でストレートな方法である。しかし、日本思想の文献は膨大にあり、時間のない一般人にとってハードルが高く、実行困難だといえるだろう。したがって、本書では日本の思想書から重要ワード(「和」「大和魂」「もののあはれ」「言霊」「幽玄」など)をピックアップし、図を活用して用語の意味を厳密に理論化することを目指している。そのため、読者は「何となくわかった気になっている」状態から、「用語を思想として理解でき、他者にきちんと説明でき、自身の人生に活用できる」ようになれるだろう。【目次】まえがき序 章「言の葉」第1章「和」第2章「大和魂」第3章「もののあはれ」第4章「言霊」第5章「幽玄」第6章「わび」と「さび」第7章「序破急」第8章「時処位」第9章「不易流行」第10章「遊び」第11章「恥」と「罪」第12章「心」第13章「もの」と「こと」第14章「優しさ」第15章「愛」あとがき