あらすじ安倍晴明、小野篁の伝説が蘇る。京都歴史ミステリー。還暦を迎えた沢田秀一は、大学時代の「鉄道友の会」の仲間と、かつて交際した西野京子が営む京都の料亭旅館で再会した。だが、仲間の男は「私は、欺されたのか?」とメモを遺し不審死を遂げ、さらに京子の生家は陰陽師だと詮索した女も遺体で見つかった。10年前、 東京で起きた事件との関連に気付いた十津川警部は京都へ向かう。陰陽師は、人を、殺せるのか。千年続く呪法と古都の闇に、十津川警部が挑む。※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。